「夏は涼しく、冬は暖かくなる」
そんなイメージから、断熱塗料に興味を持つ方は多いのではないでしょうか。
確かに断熱塗料にはメリットがありますが、
すべての住宅に万能というわけではありません。
この記事では、断熱塗料のデメリットと、向いていないケースを中心に解説します。
■ 断熱塗料とは?
断熱塗料とは、塗膜の中に断熱効果を持つ成分を含み、
外気温の影響を受けにくくすることを目的とした塗料です。
断熱塗料の主な効果
-
- 外気の熱を伝えにくくする
- 室内温度の変化を緩やかにする
- 冷暖房効率の向上をサポート
※効果の感じ方には個人差があります。
■ 断熱塗料のデメリット
❌ 1. 費用が高い
断熱塗料は一般塗料より 1.3〜1.5倍程度高額 になることが多いです。
| 塗料種類 | 費用目安(30坪) |
|---|---|
| シリコン塗料 | 約80万〜110万円 |
| 断熱塗料 | 約110万〜160万円 |
❌ 2. 劇的な断熱効果は期待しにくい
「エアコンが不要になる」「室内温度が大きく変わる」
といったレベルの効果は期待できません。
❌ 3. 施工品質で効果が左右されやすい
塗膜の厚みや施工方法によって、効果に差が出やすい塗料です。
❌ 4. 建物構造によっては効果を感じにくい
断熱材がしっかり入っている住宅では、効果が分かりにくいことも。
❌ 5. 塗料の選択肢が限られる
色数や仕上がりの質感が一般塗料より少ない場合があります。
■ 断熱塗料が向いていないケース
以下に当てはまる場合、断熱塗料はおすすめできません。
✔ すでに断熱性能が高い住宅
高気密・高断熱住宅では効果が体感しにくいです。
✔ コスト重視で塗装したい方
費用対効果を考えると、ラジカル・フッ素塗料の方が合理的な場合も。
✔ 即効性を期待している方
断熱塗料は「じんわり効果」を期待するものです。
✔ 外壁以外が主な熱の侵入口の住宅
熱は屋根・窓からの影響が大きいため、外壁だけでは不十分なことも。
■ 断熱塗料を検討する際のチェックポイント
✔ 本当に断熱が必要な住環境か
西日が強い・夏の暑さが厳しいなど、条件を整理しましょう。
✔ 遮熱塗料との違いを理解しているか
遮熱塗料は「熱を反射」、断熱塗料は「熱を伝えにくく」します。
✔ 施工実績が豊富な業者か
施工方法に慣れていない業者では、性能を十分に引き出せません。
■ 断熱塗料以外の現実的な対策
断熱対策は、塗料だけに頼らなくても可能です。
遮熱塗料(屋根)
窓の断熱(内窓・フィルム)
カーテン・遮熱シート
換気・通風改善
これらを組み合わせることで、費用対効果が高くなります。
■ まとめ:断熱塗料は「条件次第」で検討する塗料
断熱塗料は、
効果がゼロではない
ただし万能ではない
という塗料です。
費用・住宅性能・期待する効果を整理したうえで、
本当に必要かどうかを見極めることが重要です。
ペイントホームズ都城店では、断熱塗料が本当に適しているかどうかを、
建物診断とヒアリングをもとに正直にご提案しています。
断熱塗料をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
都城市を中心に、
戸建て住宅やアパート、店舗、工場など、あらゆる建物の塗装工事を手掛けています。
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